水樹奈々、宮野真守、高橋洋子、堀江由衣、上坂すみれ、小倉唯、angelaなど、キングレコードに所属する声優・アニソンアーティストや、キングレコードのアニソンの歴史を彩ってきたアーティストが出演する話題のフェス「KING SUPER LIVE 2018」(略:キンスパ)。東京ドームを皮切りに、台湾では初の海外公演を成功させた本フェスのファイナル公演が、10月14日に上海・メルセデスベンツアリーナにて開催され、約8,000人を動員した。キングレコードのアニメ・アニソンの歴史に新たな一ページを作った白熱の一夜になりました。
ライブが終わったあと、VoiceVisionは出演者全員のインタビューに参加させて頂きました。その様子をお届けいたしましょう!
まずは自己紹介をお願いします。
angela-KATSU(以下、KATSU):angelaのKATSUです。我是KATSU(中国語)。今日はありがとうございました。謝謝(中国語)!
angela-atsuko(以下、atsuko):大家好(中国語)!angelaのボーカルのatsukoです。ありがとうございました。
小倉唯(以下、小倉):我是小仓唯(中国語)。小倉唯です。よろしくお願いします。
上坂すみれ(以下、上坂):大家好、我是上坂堇(中国語)。よろしくお願いします。上坂すみれです。
宮野真守(以下、宮野):我是宫野真守(中国語)。よろしくお願いします。
水樹奈々(以下、水樹):大家好、我是水树奈奈(中国語)。よろしくお願いします。
高橋洋子(以下、高橋):大家好、我是高桥洋子、请多关照(中国語)。
堀江由衣(以下、堀江):大家好、我是堀—江—由—衣(中国語)。
「KING SUPER LIVE 2018」上海公演終えての感想をお願いします。
KATSU:キンスパは2015年に始まって、今回は三回目になるんですけれども、こうやって海外に来れることができました!ありがとうございました!
小倉:今日はキンスパ2018の最終日、そして上海では初めてのライブだったんですけど、お客さんのパワーはもちろん、私達もますますレーベルメートとして絆がパワーアップして、より一体感のあるパフォーマンスを見せてきたんじゃないかなと思いますので、その思いが国境を越えて皆さんに届いていれば嬉しいなと思います。
上坂:キンスパは最初2015年に参加した時は「わー」「なんかすごい人たちがいっぱいだー」「すごいなー」みたいな気持ちでしかなかったんですけど、今回は仲間みたいな感じで言って頂けてすごく嬉しかったです。あと個人的に学生時代に好きで見ていた『とらドラ!』の「プレパレード」を堀江さんと歌うことができて、しかも大河のパートを唯ちゃんと歌ってくれたり、なんか一人でカラオケに行ってたあの頃よりは…
(一同笑)
宫野:仲間ができてよかったね(笑)
上坂:楽しい上海の公演になりました!
宫野:アニメとアニソンの力って本当にすごいなって思います。国境を越えて、キングレコードのみんなでこうやってライブができるっていうのは本当に今までにないことなので、本当に嬉しいなっていうふうに思います。そして、今回皆さんが言ってるように、絆を強く感じました。一人一人のパートは短かったとしても、それで終わりじゃなくて、みんなが最高のパフォーマンスをしているから頑張れるというか、このライブをみんなで成功させたいという思いがすごく溢れていたなというふうに思って、幸せな時間でした。
水樹:私は普段声優として活動をしているので、スタジオの中で同じ作品で共演するということはあっても、洋子さんとangelaさんのように主題歌を歌われている方々と一緒の現場になることはなかなかないんです。同じレコード会社に所属していても、一緒に力を合わせて、心を通わせながら一つのステージを作っていく機会って本当になかなかなかったことなので、それを実現させてもらえてこのイベントはすごく素敵だなって思いました。同じレコード会社にいるからこそのチームワークっていうものを感じられて、よりこのキンスパをみんなで一緒に盛り上げて行こうっていう気持ちが強まったので、さらに作品作りに熱がこれまで以上に湧いてきたなっていうふうに思いました。
KATSU:僕もさっきそれが言いたかった。
(一同笑)
高橋:本当に上海のお客さまが暖かくて盛り上げってくださって、私たちも、それからスタッフも、最終日を上海にできたことが本当によかったと思っています。これはまだスタートで、これからどんどん皆さんにも会う機会が増えたらいいなと思います。今日のメンバーはもうベストメンバーです。なので、そういう方と私はご一緒させて頂けてすごく嬉しかったし、その姿を皆さんに見て頂けたことがすごく幸せな時間でした。またお会いできるように頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします。
堀江:何よりも上海のお客さまが本当に暖かく、そして熱く、そして優しく、そして時には面白く(一同笑)受け入れてくださったことが一番嬉しかったです。越させて頂くまでは、上海の方全然私のこととか知らなかったらどうしよう、曲を知らなかったらどうしよう、言葉も通じないかもしれないのに(一同笑)まあ、確かに通じなかったんですけど(一同笑)逆に皆さんは本当に私のことも知ってくださってましたし、曲も知ってくださってましたし、アニメの作品も知ってくださってましたし、あと何よりもやっぱり日本語上手な方が本当に多くて、そういう不安が出て行った瞬間にわっと全部消されて、ただただ楽しくて嬉しくて素敵な時間を過ごさせて頂きました。
初めて上海にいらっしゃった方は、上海についての印象はどうでしょうか?初めてじゃない方は、前回と何か変わった印象がありますでしょうか?
KATSU:angela、上海三回目です!(一同笑)今まではフェスとか、イベントで来てたんですけど、今回はキンスパで来て、やっぱり空気感が違うんです。両方を見てくれた方は分かると思いますけど、キンスパならではの空気感、今までと何か違うものを感じて頂けたんじゃないかなと思います。
小倉:私は今回上海に来るのは初めてだったんです。とにかく高い建物とかキレイなビルが多くて、外を見てるだけて「キレイだな~」って気持ちがほっこりするのが印象的でした。
上坂:私は上海二回目なんです。一回目の時は夏のシーズンですごく暑くて、しかもご飯を食べてたら停電になっちゃって、「停電だー」と思ってとりあえず川でも見るかって、スタッフに連れて行ってもらいました。川辺で夜景を眺めてたら、UFOが見れたんです…
一同:ええ——?
宫野:嘘つけ(笑)
上坂:本当です!私は正気です!
(一同笑)
atsuko:見た、私も!一瞬、光ってましたよね。
上坂:そう!本当に!上海にUFOがいたんです!私日本でUFO見たことなかったんです。上海でUFOを初めて見て、オカルトファンとしてすごく嬉しかったです。今晩も見られるかな~ちょっと楽しみです。
KATSU:ごめん、彼女、キングレコードの宇宙人です。
(一同笑)
宫野:僕は上海に来たのは二回目です。前回もフェスのライブで越させて頂いたんですけれども、その時は正直すごく緊張して、とにかく自分のパフォーマンスに集中して、大丈夫かなって思いながら向かってたんですけど、上海のファンの皆様がすごく熱い声援を送ってくれて、それで緊張が解けて楽しくライブをすることができました。なので、今回はもっともっとコネクトやコミュニケーションを取れればいいなと思って、歌の最中にファンの皆さんに投げかけるパートを作ったら、前の席の上海の男性のお客さんが「うおおおおーーーー!」(一同爆笑)そこまで興奮してくれて感情むき出しに伝えてくれたのがすごく嬉しかったので、やってよかったなって思ったし、心が通じ合って一つになれたなって思いました、あの男性と(一同爆笑)ありがとうございました。
水樹:私は今回が初めての上海だったんですけど、昨日はソロのライブもやらせて頂いていて、そこで皆さんがサプライズを用意してくださってて、アンコールの時に「7」っていう光るプレートを会場全員の人が持っていて…
一同:ええ~~~
宫野:すっげぇ~~~
水樹:そこに私のイラストも、あとナネットさんっていううちのキャラクターさんもいて、すごいスペシャルなライトを全員が振ってくださってたの、もうそれがすごい感動して、「え、何事?みんな何を持っているの?」って思って本当にびっくりしたんです!上海に来るっていうことが決まったのも結構ギリギリだったので、物凄い短い期間で急いで作ってくださったんだろうなって思って本当に感動したんです。さらにダブルアンコールの時に、「なな」っていうコールの代わりにみんながアカペラで私の『power gate』という曲を一緒に歌ってくれて、それもすごく感動しました。すごいサプライズ好きな方が多いのかなとか、あと、全力で楽しむぞ!っていう精神が物凄く強い方々が多いんじゃないかなって、今日のキンスパを見てても思いました。なので本当に愛が深いっていうか、愛情いっぱいの方が多い場所なんだなって思いました。
高橋:私は三回目になります。三回ともこのホールでした。一度目はすごくお客さまが乗ってくださって、盛り上がったなと思いました。二回目マモちゃんが一緒だったんですね。
宮野:うん、はい!
高橋:その時はもっと盛り上がって、すごいなと思いました。三回目の今回はもっっっと盛り上がって(一同笑)あと一体感は三回目が一番強く感じました。出演者が一体になって、そしてお客さまと一体になるっていうことがすごく大事なんだなって改めて感じました。それがファイナルで本当によかったなと思っています。暖かい人たちと交流ができるっていうのは上海だなと、三度目なおさら思いました。
堀江:私も上海は初めて越させて頂いたんですけれども、小倉さんと一緒で、私も建物を見るのが好きで、上海の建物がものすごく可愛いなと思いました。マンションとかいちいち可愛らしい建物があったり、近代的なものがあったり、大きいのがあったり、低めのがあったり…
宫野:低めの?
(一同笑)
堀江:いい意味での低めのがあったり(笑)いろんな建物があって、すごく楽しいなと思いながら見ています。どの国に行っても建物が可愛いなと思うんですけど、なかなか中を見ることができないので、今回上海で誰かお友達を作って、もし次回また来る機会があったら家の中を見せて…
宫野:家の中?!
(一同笑)
堀江:そう、見てみたいなと思っています。あと建物だけじゃなくて、UFOも見れるといいな~私も是非UFO見てみたいです!
上坂:確実です!
(一同笑)
最後に上海のファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
atsuko:私たちangelaは声優はやっていなくて、主題歌とかアニメの歌しか歌っていないんですよ、洋子さんと一緒で(一同笑)でも、そんな私たちが歌う歌が、こうして国境を越えて上海でも一つになれるというのはすごく素晴らしいことで、それをもっともっと私たちの武器というか、共通言語として世界に広げて行きたいなと今日心から思いました。ありがとうございました。
小倉:私は今回初めて上海のファンの皆さんにお会いしました。もともと日本国内でしか仕事をしてなかったので、まさか自分が国境を越えて何か仕事ができることは思ってなくて、本当に光栄だなって思いますし。やっぱり声や歌の仕事ってそれだけ言語の壁を通り越して皆さんに伝わる思いだったり気持ちがあるんだなって思うと、本当にこういうお仕事ができてよかったなって思います。まだまだ私も皆さんに伝えたいこととか、伝え甲斐があることとかあると思うので、ちょっと距離は遠いですが、でも心の距離はもっともっと近づけて、また上海に帰って来たいですし、上海の皆さんもいつか日本に来てもらったりして、これからも一緒に応援し合って頑張って行けたらいいなと思います。ありがとうございました。
上坂:本当に日本のアニメ文化っていうのがいろんな国ですごく愛されているんだなって改めて分かりましたし、私たち声優が吹き込んだ作品やアーティストさんが歌った歌をそのまま聴いてくださっているっていうのがすごく嬉しいです。なんかカラオケを…
宮野:好きだね!
(一同笑)
上坂:いやいや、ロシアに行った時の話なんですけど。ロシアの方がアニソンを日本語で歌っているのを見てすごくびっくりして、きっと上海のアニメファンの人もこうやって原語で歌ってくれているのかなとか思うとすごく嬉しいです。ライブもすごく楽しいですけど、皆さんと交流もしたいなって思ったので、なんかファンミーティング的なイベントとしてまた上海に遊びに来れたら嬉しいなと思う一日でした。ありがとうございました。
宫野:僕は本当にすごくすごく幸せでした。改めて皆さんのお話を聞いていて、僕も自分が海外に来てライブをしてるという事実がやっぱりすごく不思議で、すごくありがたくて、すごく喜ばしいことだなというふうに思っています。最初はもっと若い頃、今は35歳ですけど(水樹さんに軽く叩かれて)あっ、なんかすみません!違う、違うんです!もっと若い頃、アニメの仕事に携わった時は、一生懸命自分の仕事に向かっていて、それが海外の人に評価してもらえるとは全然思っていなくて。で、一生懸命自分の仕事に向かっていたら、いつの間にかいろんな国々の方から「好きです」って言ってもらえて、それが物凄く有難かったんですね。その海外で応援して下さる方たちにも会いに来れてるっていう事実が本当に嬉しいし、アニメってやっぱりすごいなって心から思います。だからこれからも思いを込めて自分の作品に向かっていて、もっといろんな方々に会いに来れたらいいなというふうに思います。今回皆さんにこうやって上海で受け入れてもらったおかげで、僕らは自分たちの絆も感じることができたので、またキンスパだったりいろんな形でキングレコードとしても皆さんに会いに来たいなと思います。今後とも応援して頂けたらなというふうに思います。ありがとうございました。
水樹:今は携帯のボタン一つ、パソコンのボタン一つで世界中の人たちと繋がれる時代です。でも、やっぱり実際に足を運んで、実際に触れ合わないと分からないことって本当にたくさんあるなって昨日今日のライブを通じて実際に感じました。本当にメールだったりとか、お手紙だったりで、もう随分前から上海のファンの皆さんから「是非来てください!」っていう話をたくさん頂いていたんですけれども、なかなかタイミングが合わなかったこともあり、そして、本当に私が行っても私の存在を皆さんは知ってくれているのかな?実際に会場に来てくれたりするのかな?っていう不安もあり、だからなかなかその大きな一歩を踏み出すことができなかったんです。でも本当に時代が進んでいって、いろんな動画だったり、あと配信サイトがどんどん普及していって、私たちの曲や作品を直接皆さんに原語のままで聴いて頂ける時代になって、「あっ、これなら勇気を出して大きな一歩を踏み出せるかもしれない!」と思って、今回上海にやってきました。実際に来てみたら、本当にそのメッセージの通りに皆さんが全力で暖かく迎えてくれて、「ああ、来てよかった」ってすごく思いました。やっぱり手紙に繋がれる時代だからこそ生の感動をずっと皆さんと分かち合いたい、この機会をどんどん増やして行きたいなっていう気持ちでいっぱいです。なのでまた本当に間を空けずに上海に来れるといいなという気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
高橋:アニソンは国境を超える最強のパスポートだと思います。それを実感できた最初の場所は上海でした。三回目にもっと強い絆を感じました。これからも私たちができることがあると思いますし、またお客さまがどんどん繋がっていってくださって、すごくピースフルな未来が想像できると言いますか、そういうふうになっていたらいいなと思います。是非とも上海の皆さんにリーダーシップを取っていただいて(一同笑)これからも応援して頂き、私たちも頑張っていきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
堀江:今日キンスパをやらせて頂いて、上海の皆さんのすごい熱い思いをとてもたくさん頂きまして、今後ともさらに日本のアニメ、日本の声優、そして日本のアーティストさんの皆さんを応援して頂けたら嬉しいなと思っています。本当に日本のアニメの作品は面白いものがたくさんあるので、もうなんでもいいんです、何を好きになって頂いてもいいんですけど、とにかく見て頂いて好きになって頂きたいです。でもせっかく今回みんなで頑張ったので、私たちのことをちょっとだけ贔屓して頂けたら(一同笑)嬉しいなと思いますので、今後とも日本のアニメとアニソンをよろしくお願いします。
Photo & Text by VoiceVision声顔組
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